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2022年12月14日
ディバイドバトル2nd 関西エリア大会 イベントレポート
涼しさが寒さに変わり始めた2022年12月4日、ついにディバイドバトル2ndシーズン最初の大会である関西大会が開催された。
冬の訪れを告げる冷たい空気に出迎えられ、大阪天満橋駅から徒歩1分、OMM大阪展示ホールへと向かう。
今回はブースターパック第7弾が発売されてから初の大型大会でもあり、いったいどんなデッキが優勝するのか、期待を膨らませながら筆者は会場へとたどり着いた。
会場には関西だけでなく、関東などからも強豪たちが集結しており、和気あいあいとしながらも、これから始まる戦いへの緊張が入り混じった空間であった。
マッチングが発表され1回戦試合開始直前、会場は静まり、先ほどとは違う、張り詰めた空気が漂う。
会場の温度差に筆者も身が引きしまる。
それではまず、170名ほどの参加者全体のテリトリー分布からご紹介しよう。
冬の訪れを告げる冷たい空気に出迎えられ、大阪天満橋駅から徒歩1分、OMM大阪展示ホールへと向かう。
今回はブースターパック第7弾が発売されてから初の大型大会でもあり、いったいどんなデッキが優勝するのか、期待を膨らませながら筆者は会場へとたどり着いた。
会場には関西だけでなく、関東などからも強豪たちが集結しており、和気あいあいとしながらも、これから始まる戦いへの緊張が入り混じった空間であった。
マッチングが発表され1回戦試合開始直前、会場は静まり、先ほどとは違う、張り詰めた空気が漂う。
会場の温度差に筆者も身が引きしまる。
それではまず、170名ほどの参加者全体のテリトリー分布からご紹介しよう。
テリトリー分布
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ブースターパック第7弾で頭角を現し、メタゲームの中心となったのは「マルガレータ/爆散の小劇場」であった。
しかしながらその占有率は13%、それ以外のテリトリーはすべて1桁%台と、群雄割拠を通り越してもはや「魔境」といって差し支えない混沌とした環境となった。
※テリトリー分布の詳細はこちらからご確認ください。
では次に、会場内で筆者が印象に残った新カードたちをいくつか見ていこう。
注目カード
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「廃絶の渦」
前述のマルガレータをはじめ、白の濃いタイプのデッキでよく見かけたのがこの「廃絶の渦」。
3コストまでとはいえ、ユニットカード/コマンドカードに両対応でき、後手1ターン目から相手の初動に干渉できうることが評価されていたようだ。
「秘宝の番人」
複色カードはド派手な「発掘調査」や「獣爪の赤頭巾 ペローナ」に目が行きがちで、もちろんそれらも大暴れしていたわけではあるが、筆者の注目カードはこの「秘宝の番人」。
中にはこのカードのために複色の観測者を採用し、色を増やしているプレイヤーも見かけたほどのポテンシャルを持つカードだ。
「絶・迦楼羅」
“色が強い”とはこのカードのためにあるといってもよいショットトリガー。
同コスト域の「キャピタルブレイカー」に比べダメージは1000低いものの、トリガー枠で色を拡張や安定を果たせることは大きく、スターティングデッキのカードながら高い利用率を誇っていた。
サイドイベント
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今回も会場では物販スペースのほか、事前予約不要のサイドイベントも午後から開催されており、こちらも大盛況であった。
特に「新たなる邂逅」の存在もあってか「ラピッドファイア!」の勢いが凄まじく、想定を上回る200回戦以上の対戦が行われた。
決勝ラウンドへ
![](https://tcg.build-divide.com/rails/active_storage/representations/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBaZz09IiwiZXhwIjpudWxsLCJwdXIiOiJibG9iX2lkIn19--937c1b60f69a4a7847726fb2cabad1268ad352c4/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaDdCem9MWm05eWJXRjBTU0lJYW5CbkJqb0dSVlE2RkhKbGMybDZaVjkwYjE5c2FXMXBkRnNIYVFLQUFta0M2QU09IiwiZXhwIjpudWxsLCJwdXIiOiJ2YXJpYXRpb24ifX0=--16ea5af579a0473591941022dc99b2d31a437c08/527af14fd614ed68443362eb169835888f85c5626ed64a88364fd3375224efe1.jpg)
そして本戦、7回戦の激闘。単色も複色も入り混じったぶつかり合い。
間違いなくメタの中心であったマルガレータ、前期の筆頭であるイシュタルテ。しかし二人の女王は、その眷属を決勝トーナメントに送り込むことは叶わなかった。
それでは予選を勝ち抜いた選手たちと、そのデッキをご紹介しよう!
<上位8名の使用デッキ>
Tsubaki :LiEpjY8e4z
アポロ :1yWsmBpJy2
鮎坂 :fuDopya9fU
つな :ODxdo4gaks
Harty :502f9JqxQF
いくや :Psvtk7vCnH
さんちゅう:msnT7bsd6F
たいしょう:0AlDtGsaLQ
デッキコードの入力はこちら
結果として大躍進を遂げたのは「レベッカ/地下武装庫 アーセナルフォート」であったといってよいだろう。
だが8名とも採用されているカードについては定番どころはある程度抑えらているものの大きく異なっており、この戦いの多様性と複雑性を物語っている。
決勝ラウンドは高野さんと開発Dの実況付きで配信もされているのでそちらもぜひチェックしていただきたい。
★配信動画はこちら★
※決勝ラウンドの開始は7:25:00あたりになります。
筆者が決勝トーナメントで特に印象的だったのは準決勝での1卓、Tsubaki選手vsつな選手の戦いだ。
ここまで全勝、予選1位通過のTsubaki選手が駆るのは「地下武装庫 アーセナルフォート」、対するつな選手は「千尋の大渓谷」。
序盤はTsubaki選手が順調にユニットを展開し、つな選手はその対処に追われるような展開。
テリトリー開放後もこのままの流れと思いきや、つな選手のライフから虚をつく一手、そしてライオネル登場でTsubaki選手のユニットを一掃し、逆転。
しかしTsubaki選手もユニットを展開し、厄介なライオネルも排除してまた立場は逆転、苦しいつな選手であったが、ここでライフからショットトリガーを引き当て、つな選手のターンとなる。
ここでつな選手、残りバスターとショットを確認、ライオネルとラビアンをフィールドに送り出し、大渓谷の効果も併せての合計3ヒットでのアタックを敢行する。
まだ残っているバスターがそこにある事にかけ、決断の一撃!……Tsubaki選手優勢のまま続くかと思われた試合は、大逆転の決着となった。
逆転負けの衝撃と落胆を抑え、最後まで紳士的なTsubaki選手の姿に筆者は目頭が熱くなった。素晴らしい1戦であった。
そして決勝戦は、つな選手vsアポロ選手。
「新たなる邂逅」にてどちらも新しい力を手に入れた2つの対照的なデッキ。
かたや「熱波凝縮」「暴れ狂う重砲」で青単色を研ぎ澄ませた「アイリス/根絶砲・蛟」。
かたや複色カードによって色を拡張し、ピーキーながら抜群の切れ味を誇る「不和の兆し」「秘宝の番人」を獲得した赤青黒「千尋の大渓谷」。
激戦の様子はぜひ動画にてご覧いただきたい!
★配信動画はこちら★
※決勝戦の開始は8:26:40あたりになります。
そして長い戦いを終え、その頂点に立ったのはつな選手!!本当におめでとう!!
大会を終えて
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息もつかせぬ攻防、予想を覆す大波乱、信じたエース(仲間)と掴む栄光。
この感動を、このレポートを通じて少しでも感じてもらえれば幸いだ。
ディバイドバトル2ndセッションはまだまだ始まったばかり。
全国決勝大会への切符をまだまだ残っている。今回の結果を踏まえ、強豪たちはさらに腕に磨きをかけ次の戦いに挑んでくるだろう。
また熱い戦いを見られることを期待したい。
『レディ・ビルディバイド!』
(イベントレポーター:山内)