2022年01月13日

ビルディバイドファンミーティング イベントレポート

2021年最後の週末となった12月25日、東京は池袋にてビルディバイド初となるファンミーティングイベントが開催された。
当日は大寒波に見舞われながらも、会場はそれを全く感じさせないプレイヤーたちの熱気で溢れかえり、終始盛り上がりを見せていたぞ。

本レポートでは当日の様子を臨場感たっぷりにお伝え。今回は会場に足を運ぶことができなかった皆様にも、その熱気の片鱗をお届けしたい。

【オープニング】
イベントの開催を告げる、ステージのオープニングではアニメ製作を担当した中山信宏プロデューサー、TCGを統括する笠原昇プロデューサー、開発を担う増井秀成ディレクター、キャンペーンガールのりなさんが登壇。

総合司会の高野光平さんの進行により、当日深夜に最終回を迎えるテレビアニメ「ビルディバイド -#000000(コードブラック)-」の話題を皮切りに、全くの白紙からスタートした、これまでの経緯が語られた。

カードゲームのヒットを受けてアニメ化された作品とは異なり、TCGとアニメを同時展開することが立ち上げ当初から想定されていた「ビルディバイド」では、アニメの展開に深くTCGを介在させるべく、劇中のバトルも実際に「棋譜」を作成。
作劇に合わせたゲーム展開をリアルに作り込み、制作スタッフ自らもプレイした上で組み上げることで濃密なバトル描写が完成されたのだという。

当初からのこだわりを貫き、1話から敷かれた伏線を12話にて「うまく回収した」と語る中山プロデューサーは、2022年4月から放送となる2期も楽しみにしてほしいと語った。

続いて笠原プロデューサーからはアニメ2期開始までのTCG販売スケジュールが紹介され、通常のエキスパンションに加え、初のタイアップブースター「魔法少女まどか☆マギカ」の発売日などが改めて紹介された。

発売が待たれる第3弾はアニメ10話で桜良が使用した新ギミック「アサルトテリトリー」が新登場。これを軸にしたデッキが、今後の対戦環境を大きく揺るがすであろうことが示唆された。

増井ディレクターはTCGを楽しむ上での新たなるレギュレーション「ツーリミット」と「タッグバトル」の導入について言及。
同名カードを4枚まで投入できる通常構築とは異なり、同名を2枚までに制限する「ツーリミット」はデッキで使用するカードの種類が増加するため、より多様なバトルシーンを生み出すことが期待される。
また、お互いが「ツーリミット」構築で2人チームを組んで戦う「タッグバトル」はチーム内での意思疎通が勝利の鍵となる。
新たに提供される、一人では味わえない戦いに向け、今から仲間を集めておく、というのもいいだろう。

さらに制作裏話として、カードイラストができるまでを公開。
当初は男性キャラだった第2弾のウルトラレア「血讐のアリア」のラフから完成イラストまでの紆余曲折、笠原プロデューサー渾身の設定が書き込まれた「屠竜騎装(グラズヘイム) メギドラグ」のラフなどが紹介され、普段表に出ることがないイラストの制作過程に触れられる貴重な機会となった。

イラストレーター渾身の美麗なイラストも、「ビルディバイド」の注目ポイント。
キャンペーンガールのりなさんも興奮気味にその魅力を語ってくれた。

注目情報満載のオープニングはこれにて終了。だが、会場に集ったプレイヤーの戦いは始まったばかり。ステージの傍らでは数多の激戦が繰り広げられていたぞ。

カードバトルイベント

【ガンスリンガー】
【ミニトーナメント】
会場に集結したプレイヤー達が自慢のデッキでぶつかり合う無制限バトル。
全国大会への権利を賭けた試合……というわけではないものの、戦うからには負ける訳にはいかないのがカードゲーマーの性というもの。
勝ち抜くことで特別なPRカードをGETできることもあり、対戦卓は開場してからイベント終了のその瞬間まで、絶えず対戦が続けられた。

特に、ガンスリンガーでは60ポイント以上をも獲得するプレイヤーがいたり、ミニトーナメントでは3回以上優勝するプレイヤーがいたりと、熱心に周回する猛者もいたほどの白熱ぶりだった。

【腕試しコーナー】
ステージの合間には開発スタッフにチャレンジできる腕試しコーナーも開設。
勝利すればこちらもPRカードと「開発スタッフを倒した」という栄誉が手に入ることもあり、対戦希望者が殺到した。

キャンペーンガールのりなさんは愛用の命運の遊技場を用いたブルームデッキ、増井ディレクターは、ブルーム、マルグレア、クラウディア、レベッカ、ベルティガという、5つのデッキを持ち込んで参加者と激突。

笠原プロデューサーは、青単……のさらに先を行くグラド大共和国単、こだわりの自称「グラタン」クラウディアで1勝1敗。
イベントだからと手を抜くことなく全力でぶつかり合う。開発陣はいつでも本気なのだ。

さらには宣伝隊長の坊やさん(マーギュリス)、ゲームデザインを担当した中尾さん(マルグレア)も登場。

「ビルディ場」出演陣との対戦は参加者の良い記念になったことだろう。

【トライアルキャラバン】
実際のカードを使ってルールを覚えられるトライアルキャラバンも、会場内で3回実施された。
各回大盛況となり、ここでも新たなプレイヤーが爆誕。ビルディバイドのプレイヤー層はどんどん拡大していっていると言えるだろう。